うまれるまえのカデンツ

音楽と女の子についての考察

中田ヤスタカワークスでもっと注目されるべきCOLTEMONIKHA。特に女の子に聴いてほしい。

 

 

"ああ 貴方に見せた 私の魅力 全部嘘"


気まぐれで摑みどころがなく、男の子を振り回す小悪魔に女の子は憧れるよね。
でもいつかそんな余裕を崩されたいとも思っている。トランプのタワーを崩すみたいに。それが恋におちるという状態なんだろうな。

 

少女漫画的で内省的な歌詞、おとぎ話のような世界観、架空の理想が「COLTEMONIKHA」という音楽にはつめこまれています。
まだ知らない女の子は絶対に聴いてほしい。


COLTEMONIKHA(コルテモニカと読む)は中田ヤスタカ(金髪)と酒井景都(デザイナー・モデル)による音楽ユニットです。しばらく新作は発表されていないけど、あたしは中田ヤスタカワークスでCOLTEMONIKHAがいちばんすき。

capsuleperfumeきゃりーぱみゅぱみゅ中田ヤスタカが作詞を担当しているけど、これに関しては酒井景都が作詞をはじめ世界観の構築の大半を担当していて、だからこその独特さがすき。
とびっきり可愛くて繊細。なんせコンセプトが「かわいい北欧」なのですから。

 

 

中田ヤスタカについて説明する必要はあるのか

 その前に音楽担当の中田ヤスタカについて。もう説明不要感あるけど、
彼の音楽はダイナミックレンジ抹殺によるちびりそうなくらいデカイ音圧とか、
EDMをポップスとして成り立たせた点などがよく評価されています。
でもcapsuleのFRUITS CLiPPER以前なんかはむしろ全然真逆のネオ渋谷系の界隈で敵なしだった彼。短い茶髪でタンバリン叩いてた彼にEDMのEの字もなかった。

こんなことしてたんですよ 想像つかんでしょ


capsule - idol fancy

 

ところで、個人的にだけどEDMという言葉が嫌い。大体日本で聞くようになったのは2011年ごろからかな。それまではエレクトロという言葉で事足りていたけど、黒船のごとくその文化はやってきたのでした。
本来EDMとはエレクト男根ミュージアムの略だったのにいつのまにかオシャレな意味に捏造されていったの…。

 

さて、中田ヤスタカの代表ユニットcapsuleは元々はピチカートファイブのパクリです。つってな。


Tokyo Kissa - capsule

 

彼の音楽の真骨頂はむしろコードワークかなと。ピアノの教育をきちんと受けているのはクラブミュージックに従事する人間としては少し珍しめなルーツかもね。

特に関係調から和音を借りたりするのがうまいなあって。他のグループから仲間借りるのがうまいってことです。


それが彼のプロデュースする作品全てを支える土俵だと思っていて、特にこのユニットではマイナーコード(悲しく聴こえる音)の使い方がうまく切なさを演出して、少女漫画的歌詞とうまく溶け合わせてる気がします。

 

"ナマイキです ありがと Mr,Johnson
光るイルミネーション 遠くなってく

ナマイキで show! 鳴らせタンバリン
さよなら僕の NAMAIKIガール
また会えるよね"

 

読むだけじゃ意味がわかんない歌詞でも音にすると響きがキュートだから語感重視なんだろうな。これで正解なんだよね。
最悪男にわかんなくていいやくらいの潔さを感じる。かっけえ。


ちょうどCOLTEMONIKHAは中田ヤスタカにとって渋谷系からEDMへの転換期に活動していたのもあるのか、尖りすぎず万人が聴きやすいキュートなエレポップとなっています。


Coltemönikha - そらとぶひかり

 


酒井景都の産みだすガーリーなアーティスト性に合わせて曲が作られているので蒸せ返るほどガーリー。かわいいは正義。グロッケンは正義。


Coltemönikha - Fantastic Fantasy


可愛さもノリのよさも、尖った音も全部ほしい欲張りさんには特におすすめできる。
あたしは強突く張りだしこういうのがすきなんだ。女の子には特に聴いてほしい。女は欲張りだからね。あれもこれもほしいんだよ。


"SLEEPING girl 君が新月の夜に花と咲いて目を覚ます
ビビデバビデブー 溶けてみたいのよ
∞の××××(永遠のキス)"

 

 

音楽以外の活動

 酒井景都は元々自身がデザインを務める「コルキニカ」というブランドを立ち上げていて、それがCOLTEMONIKHAの原動力になっていました。

絵本や水彩画など彼女はとにかくイメージを形にすることに対してとても貪欲。見習いたいな。

 

今はコルキニカは休止中ですが、「AndCurtainCall」というブランドが展開されていて上品でとても可愛いです。

 

もっとこんな風に惜しげもなくガーリーに自分の武器をぶっぱなせるような女性が増えると気持ちいいなあ。
かっこいいもんね。


中田ヤスタカも歌詞見てわかるように結構女々しい…女の子らしい一面がある方なので、いい感じに呼応してひとつの作品ができたんと思うし、落ち着いたらまた新作作ってくれないかなあなんてふと思ってるの。

 

母親になってからって作る作品が変わるんだよね。
最近ママになった酒井景都の
それが見てみたいという気持ちです。